リハビリって何するの?
今日は、病院で行うリハビリについて書こうと思います。
一般的に言われるリハビリというと、マッサージや筋トレをイメージすると思います。
リハビリはそれだけではありません。
今回はリハビリについてまとめます。
理学療法、作業療法、言語聴覚療法
病院で行われるリハビリには、理学療法、作業療法、言語聴覚療法の3つがあります。理学療法は理学療法士、作業療法は作業療法士、言語聴覚療法は言語聴覚療法士が行います。それぞれ国家資格であり養成校を卒業し、国家試験を合格したものに与えらます。
理学療法
理学療法は、起き上がる、立ち上がる、歩く、階段を昇るなど基本的な身体的活動が一人で行えるようになる、もしくは少しでも介助する量が減るようにするものです。その際に必要な関節の動きや筋肉の力が十分にあるのか、また立つ歩くなどのバランス能力は十分かなど、身体機能を中心に評価し、その方の状態に合わせて様々な運動療法や物理療法を提供していくものです。
作業療法
作業療法は、食事や服を着る、料理をするなど生活に即した活動が一人で行えるようになる、もしくは少しでも介助する量が減るようにするものです。
作業療法に関しても、その活動に必要な関節の動きや筋肉の力が十分にあるのかなど評価をしますが、運動療法ではなく、作業活動を通し関わっていくのが特徴です。
例えば、食事では形、大きさが様々な物を料理に模して、模擬動作として箸操作の練習をしたり、粘土などを使用して切る、ちぎるなどの調理の練習をしたりします。
言語聴覚療法
言語聴覚療法は、話す、聞くなどのコミュニケーションや飲む、食べるといった嚥下機能、また高次脳機能と言われる何かに注意する機能や考える機能などに関わるものです。
コミュニケーションではカードに描いてある物を読む練習や声を出す練習、質問を聞いて適切に答える練習などを行います。
嚥下機能では、物を咀嚼する機能や唾を出す機能、飲み込む機能など食事を食べる、飲むなどに対してアプローチします。
高次脳機能障害では、複数の物から一つの物に注意を向ける練習や同時に2つのことを処理するなどの注意機能にアプローチするなど多岐にわたります。
まとめ
病院で行われるリハビリについてまとめました。
理学療法、作業療法、言語聴覚療法の3種類がある。
理学療法は身体的活動、作業療法は生活に即した活動、言語聴覚療法はコミュニケーションや嚥下機能、高次脳機能にアプローチするもの。
非常に簡単にまとめました。人間の生活は、もっともっと多くの活動をしていますので、それに必要な機能や能力はもっと複雑です。そのため、今回書いた以上のことが実際の現場では繰り広げられています。
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