入院中のある1日②
前回の記事は入院生活のある1日の午前中の様子を書きました。
今日は午後の様子を書いていきます。
リハビリ:2回目PM1時
2回目のリハビリは病室で行います。
昼の時間はリハビリテーション室が閉鎖されており、病室で行うことも多くあります。
その場合は、リハビリテーション室で行う内容と同じこともあれば、
病室の環境を生かして、実際の生活に近い形で行うこともあります。
例えば、病室の棚から服を出して着替えをする、トイレまでの歩いていく練習をするなど・・・。
リハビリテーション室とは異なる環境だからこそ入院中の実際の生活環境に落とし込むことで
以前できなかったことができるようになることが実感できるかもしれません。
また、病室で行うことで看護師や介護士など他のスタッフの目もありますので、
「もうそこまでできるようになったの?」
「それができるなら、リハビリ以外の時間で看護師とも一緒に歩きましょうか」
など生活が変わるきっかけになります。
自主トレーニング:PM3時
2回目のリハビリが終わってから少し休憩をした後、自主トレーニングの時間です。
療法士に決められた内容を一人で行うこともあります。
ベッドの上でできる運動、歩く練習、筋力トレーニングなどです。
看護師や介護士と行う場合は、一人ではまだ危険なため介助や見守りが必要な時です。
自主トレーニングは常に同じ内容ではなく、その時の状況に応じて、回数、方法を変えていきます。
その都度療法士に相談するといいでしょう。
リハビリ:3回目PM4時
自主トレーニングで頑張った後は、1日の最後のリハビリです。
2回リハビリを行い、自主トレーニングも行った後で疲れも出てきているとは思いますが、もうひと頑張りです。
今日行った内容を振り返り療法士と一緒に共有する時間にしてもいいでしょう。
何が変わり、課題は何があるのか明確にして一日のリハビリを終えると
また明日のリハビリに生きてくると思います。
夕食:PM5時40分
3回のリハビリ、自主トレーニングをしっかり行ったので昼食と同じようにしっかり栄養補給を行いましょう。
これだけ運動を頑張っていれば、食事の時間がだんだん楽しみになってくるかもしれません。
病室で食べていれば、話す相手も限られますが、食堂で食べていれば他の患者もいますから、
今日どんなリハビリをしたかお互いに共有することもできます。
そういう話から自分のリハビリに生きてくる部分もあるかもしれません。
就寝:PM8時
入院する前はもっと遅く寝ていた方も、入院中はそうはいかないことも多く、
病院の消灯時間は一般の生活よりも早いです。
なので、嫌でも病室に戻りベッドで横になる時間が長くなります。
そこからは、また自主トレーニングをしたり、テレビを見たり、日記を書いたり自分の時間になります。
気づいたら寝ていたという方もいるかもしれません。
このように、1日24時間といえど、リハビリや自主トレーニングを行っていれば、あっという間の1日です。長く感じる方もいれば、短く感じる方もいるかもしれません。
それでも1日1日を大切に過ごすことで、退院後の生活が明るいものになっていきます。
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