入院してからどんな流れでリハビリするの?①

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入院してからどんな流れでリハビリするの?①

今回は、病院に入院してからどのような流れでリハビリをするのかについてまとめました。病気になったりケガをして初めてリハビリをすることになり、どんなことをどれくらいするのか不安な方も多いと思います。普段病院で働いている職員が何を考えているのか知ってもらえたらと思います。

 

 

 

入院日

近年、早くからリハビリをした方が効果が高いと言われており、早期リハビリといって入院した日からリハビリを行う所も多いです。だからと言って、すぐに運動をするわけではありません。

まずは、初期評価を行います。対象となる方がどのように現在に至っているのかを知る必要があります。医師の方が行われるように問診を通して痛みはあるのかどのようにして今に至ったのか、今後はどうしていきたいのかなどを細かく聞いていきます。

そこから実際に視て(視診)、触る(触診)ことで、どこが治療の対象となるのか情報収集をします。また、実際に身体を動かしてもらって動きにくい原因はなにか、どこを治療するべきか考えていきます。

それらの情報をもとに、医師や看護師、相談員といった多職種と相談して、その方の退院先や目標、入院期間がどれくらいかを入院時点である程度決めます。

また、入院生活が快適に安全に過ごせるように、起きる、立つ、歩く、車いすに乗る、ごはんを食べる、トイレに行くなどの動作がどれくらいの介助で行えるか、どのように介助するかなどを決めていきます。入院中に転んで別のケガをしては元も子もないですからね。

 

 

 

入院日翌日以降

 

入院日翌日以降は、実際に運動が始まっていきます。その方に合わせて、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がプログラムを立案し行っていきます。入院日に行った初期評価は、スクリーニングといって、大まかに状態を捉え、大体の方向性を定めるものですので、より詳細に身体機能や能力を評価します。

実際に運動を行ってもらい、動きづらいところはどこかどうすれば動きやすくなるのか、痛みの原因は何か、どう治療をすれば痛みは軽減もしくは消えるのかをその場その場で評価し治療を行います。その一連の流れがリハビリとなるのです。

 

 

 

自主トレーニング

リハビリの時間で治療を受けて症状が軽くなったり、動きやすくなっても、リハビリをしている時間は24時間のうちのごく一部です。そのため、一時的に良くなってもそれ以外の時間で元に戻ってしまうことはよくあります。リハビリ以外の時間をどう過ごしてもらうかが重要となります。その過ごし方が自主トレーニングです。リハビリの時間に行った運動や治療を自分でも行えるように指導し、元に戻ってしまっても、または元に戻らないように身体や動き方を自分自身で変えていくわけです。

その方法が、適切な方法で適切な量を行えているか実際に確認したり、比較的長い時間一緒に過ごす看護師にも伝え、他人の目からも確認してもらうようにもします。

一人でトレーニングするよりも、他人の目があった方が継続していけるからです。やらなきゃいけないとわかっていてもどうしてもサボっちゃうのが人間ですからね。

 

今回は長くなるので、ここまでにします。

続きは、入院してからどんな流れでリハビリするの?②で書きます。

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