入院中のある1日①

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入院中のある1日①

入院してからどのように1日を過ごすのか気になる方もいらっしゃると思います。

ある回復期病棟に入院している患者の1日の過ごし方について書いてみます。

 

 

 

起床:AM6時

6時に起床します。2人部屋、4人部屋で他の患者がいるといびきや寝言などでぐっすり眠れない方も多くいます。ましてや病院のベッドは普段自宅で寝ている寝具よりも、マットが硬かったり、枕が合わなかったりして身体的にもリラックスできるものとは言えません。

そして、一人の空間ではなく他の患者もいますし、看護師は患者のトイレの介助などで病室を出入りします。しっかり休めなくても1日は始まります。

 

 

 

朝食:AM7時30分

洗面が終わり、着替えた後は朝食の時間です。

病院食は決して美味しいとは言えません。もちろん、おいしい病院食のところもあるでしょうし、舌が合えばおいしいとおっしゃる方もいるでしょう。ただ、入院中は治療のための食事はあるため、味に関しては求めすぎることはできないかもしれません。また、病院食を作る栄養士、調理師は全入院患者の食事分を調理しており、さらに飲み込みが悪い方には嚥下食を、腎臓が悪い方には腎臓食を、高血圧の方には減塩食を、などその人にあった食事を調理してくれています。自宅で食べるごはんやレストランのような食事は当然期待できないです。でも栄養価は計算されていますので、しっかり食べることは重要ですね。

 

 

 

1回目のリハビリ:AM9時

朝食がすんで歯磨きがすむといよいよリハビリの時間です。朝のミーティングが終わった療法士たちは一斉に病棟にあがってきます。1日のリハビリのスケジュールを確認しに患者のところへあいさつに来る病棟もあるでしょう。

リハビリは病室で行うこともあれば、リハビリテーション室に行くこともあります。

歩いて移動できればそれ自体がリハビリになりますし、車椅子で移動することもあります。その時にあった移動方法を選択します。

 

 

 

入浴:AM10時30分

1時間程度リハビリで汗をかいた後は入浴です。

リハビリと同じように歩行で行く場合と、車いすで行く場合があります。歩行で行くのであれば個浴といって自宅にあるような浴槽で一人で入ることもあります。まだ一人で入れない方は車椅子で浴室に行き、シャワーチェアーという浴室内で使う椅子に乗り換えて専用の機械で入浴したり、救急車で運ばれるようなストレッチャーで入るストレッチャー浴というものもあります。

まだ一人で入浴できなくても、これ自体がリハビリであるとも言えます。今できなくてもできることを自分でやってみる。その積み重ねで変化を感じ取ることができるかもしれません。

入浴は大体30分程度です。

 

 

 

昼食:AM11時40分

あっという間に午前中が過ぎて昼食の時間です。

さっき朝ごはんを食べたばっかりなのに、もうお昼ごはんかとよく言われます。それでもしっかり午前中にリハビリを頑張ったので栄養補給は重要です。筋力をつけるため、疲労回復のためにはしっかりとした栄養を取り入れることが必要なのです。ひょっとすると、運動後の食事は朝食よりもおいしく感じるかもしれません。

以上で午前中は終了です。

 

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